和歌山県立和歌山東高等学校 フェンシング部

インターハイへの道



 去年、3年生の先輩がエペでインターハイに出場し、優勝しました。
僕は他の種目でインターハイに出場した先輩や、先生方、そして和歌山東高校フェンシング部の皆でその先輩が優勝した瞬間を観覧席から見ていました。

決勝戦で戦っている先輩は笑顔で、心からフェンシングの試合を楽しんでいるように見えました。
試合中の先輩は格好よく、僕もいつかインターハイという大舞台に立ってみたいと思いました。

高校に入学して初めて出会ったフェンシングですが、もうその頃にはフェンシングが僕の生活の中心でした。
インターハイでの先輩の活躍を見た後、何度も練習でその先輩と剣を交えました。そのたびに技術面、体力面、精神面など全てが自分より遥かに上だと実感させられました。
もっと練習に打ち込んで多くの試合に耐えられるようになりたいと強く思いました。

インターハイに出場するためには県予選で優勝しなければなりません。
試合では自分より経験年数の多い先輩や、幼少の頃からフェンシングをしている人と戦わなければなりません。
経験年数で空いた差をどのように埋めるか考え、まず試合についていけるだけの体力をつけようと思い練習後もジムに行ったり、持久力を高めるためにランニングをしたりしました。

学校では試合形式の実戦練習や、剣の操作などについて毎日、その日の目標を決めて練習をしてきました。

そして2年生になり、1年前には手も足も出なかった県予選に再挑戦しました。
結果は去年インターハイで優勝した先輩と同じ種目で優勝し、インターハイに出場する権利を得ました。
フェンシングは高校から始めたので、1年数ヶ月でインターハイに出場できることは、とても嬉しいです。
ぼくがインターハイに出場できるのは、自分一人の力ではなく、優勝した先輩への憧れの気持ちと、熱心に指導してくださる先生方や、共に厳しい練習に耐えている仲間達、そして、周りの人達の支えがあってこそだと思っています。

インターハイに出場することが最終目標ではありません。
初めてのインターハイでどこまで戦えるかはわかりませんが、先生方や、チームメイトも見ていて熱くなれるような試合を一つでも多くできるように、これからも日々精進して練習に取り組んでいきます。

長生拓朗(高校2年)