岐阜県立岐阜各務野高等学校 フェンシング部

チャレンジャー



 先日県総体がありました。1番強く心の中に焼きついたのは団体戦です。
メンバーで2年生は私だけで、先輩に囲まれ、やる気と不安が交差して緊張を隠せずにいました。

しかし、周りの仲間が緊張を緩めてくれ、初戦は個人としても団体としても勝ち星をあげることができました。
しかし、2戦目、3戦目は力の差がある相手で、解されていた緊張の糸が再び張りつめました。
試合が始まってもその緊張の糸は解けず、大差で負けてしまいました。

チームの雰囲気が悪いまま迎えた最終戦。
相手チームとの力の差はほとんどなく、気が緩んだ方が負ける、そんな試合でした。
1試合目、2試合目で負けてしまうも、1試合取り返すと雰囲気が良くなってきました。

カウント2-3で私の出番。
取ったら取られ、取られたら取り返しが続き、スコア3-4。
後一本で大きく流れが変わる。後ろから聞こえてくる応援、勝ちたい気持ち、その裏にある不安・・・様々な感情がありましたが、私は不安に打ち勝つことが出来ず、相手にも自分自身にも負けてしまいました。

その試合が終わった後、涙をこらえることができませんでした。とても悔しかったです。
閉会式の時、あそこで勝っていれば・・・頭の中でずっと悔やんでいました。
しかし、悔やんでいても仕方がない、2年生の私には来年がある。そう先生やコーチに言われ私自身、

「もう後悔したくない」と強く思いました。

今回の県総体の結果で私には失うものは何一つないということが見えました。
私は今、失うものは何もないチャレンジャーとして来年のインターハイ県予選に向け日々練習に力を入れています。
悔し涙が1年後喜びの涙に変わるよう、自分に厳しく頑張っていきたいと思います。

六浦克幸(高校2年)