愛知工業大学名電高等学校 フェンシング部

彼とともに



私は2年生の12月に新チームの主将に任命された。
そして来月に開催される全国選抜会の予選である東海選抜大会の優勝を目標に練習に励んだ。

しかし練習中に足を怪我してしまい東海選抜大会の出場を断念した。
そして大会前日の練習中、副主将が急に倒れ救急車で運ばれた。
突然の出来事だった。

大会は主将、副主将不在の中での試合となったが他のメンバーの活躍により優勝し、全国選抜大会の出場を決めた。
しかし試合後に先生から副主将が亡くなったことが告げられた。

練習も人一倍頑張ってきて、チームのムードメーカーでもあった彼がなぜ亡くならなければいけなかったのか。
私は涙が止まらなかった。

私は主将として彼のためにも全国選抜大会に絶対優勝しようと思い怪我の治療に専念した。
そして怪我も完治し、チーム一丸となって練習に励んだ。

選手一同が「彼とともに」という一心だった。

そして迎えた全国選抜大会。
私たちは予選から順調に勝ち上がり、悔しくも決勝では敗れたが、準優勝という結果を収めることができた。
優勝はできなかったが、胸を張って「彼に」準優勝という結果を報告できたことはうれしかった。

8月にはインターハイが開催される。
次こそは「彼に」優勝を報告するために、チーム一丸となって、今まで以上に練習に励みたい。

島田翔大(高校3年)